タイの食文化を語るうえで絶対に外せないのが屋台グルメ。しかしながら、近年はバンコクの主要な通りを中心に屋台撤去が進められ、人気のあった屋台街が消失するなど、屋台をめぐる状況が以前とは大きく変わりつつあります。
そのような状況下、有名シェフのGaggan Anand氏、人気YouTuber/フードブロガーのMark Wiens氏らによる、ユニークな「タイの屋台支援プロジェクト」がスタート。先日開催された第1回イベントに参加してきましたので、イベントの様子をお伝えします。
第1回目はロティ屋台をフィーチャー
この屋台支援プロジェクトは、Gaggan氏、Mark Wiens氏(IG:@migrationology)、タイ人フーディーのKittidech Vimolratana氏(IG:@itan)の3者の発案によりスタートしたもの。
イベントに向けては、経済的に困難な状況にあるバンコクの屋台を毎回一軒ピックアップ。イベント当日は、彼らが普段提供している屋台料理とGaggan氏が手掛ける料理を組み合わせた特別メニューを参加者に提供し、その売上金全額を屋台の店主に還元するという内容となっています。
2019年9月末に開催された第1回目のイベントには、バンラック市場で営業しているロティ屋台をフィーチャー。サイアムの複合施設「Lido Connect」前の広場に屋台を持ち込み、屋台自慢のパンダンリーフを練り込んだロティと、GAGAN氏・「GAGAN」でヘッドシェフを務めたRydo Anton氏によるルンダンを組み合わせた一皿が提供されました。
会場には欧米人を中心に多くの人がつめかけ、イベント開始前から長蛇の列が。
そんなわけで、列に加わってから料理を受け取るまで長時間待たなくてはいけなかったのですが、ほのかな甘みを感じさせるロティとスパイスがしっかり効いたルンダンの組み合わせは本当に絶品で!並んだ価値があったな~と思える一品でした。
また、ホストの皆さん(特にGaggan氏)がサービス精神旺盛で、会場が終始笑い声が飛び交う和やかな雰囲気だったのもとても印象的でした。Gaggan氏は参加者全員とセルフィーを撮るなど超ご機嫌でしたよ~(笑)。
なお、イベントの詳しい様子は、Mark Wiens氏が公開している動画でもご覧になれます。準備段階からイベント終了までが詳しくまとめられていますので、興味のある方は是非こちらも観てみてください。
今回ご紹介したタイの屋台支援プロジェクトは今後も継続して開催されていく模様。次回の開催スケジュール・内容は決定次第、Gaggan氏(IG:@gaggan_anand)のインスタグラムアカウントで発表される予定です。興味のある方はフォロー&チェックしてみてくださいね。
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