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【バンコク・生活情報】日本からタイへの海外送金は「トランスファーワイズ(TransferWise)」が簡単&便利

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日本からまとまったお金を海外に移動させたいというとき、できるだけ手間がかからず、手数料が安いサービスを使いたいものですよね。私がタイに住んでいたあいだは「トランスファーワイズ(TransferWise)」という送金サービスを使って日本からタイに海外送金していました。

 

TransferWiseとは?

当記事は、2018年に姉妹ブログ(閉鎖済)に公開した記事を加筆修正したものです。

2011年に2人のエストニア人、Kristo Käärmann氏とTaavet Hinrikus氏によってスタートした送金サービスTransferWise。イギリス・ロンドンに本社を置くこの会社のサービスは、2020年現在、800万人以上の人たちに利用されているのだそうです。

 

創業前、Skypeに勤務していたTaavet Hinrikus氏と財務コンサルタントとして働いていたKristo Käärmann氏はともにイギリスで仕事をしていたそうなのですが、母国エストニアとイギリスのあいだで行う海外送金に伴う高額な手数料に毎回頭を悩ませていたのだとか。そんな2人の個人的体験から発想を得て考案されたのがTransferWiseという画期的なサービスなんです。


TransferWiseは通常の銀行が使用している海外送金システムを使わないことで、速くて安い海外送金を可能にしています。具体的な例を挙げると、私がタイに住む人(Aさん)宛に日本から送金したいと思った場合、まずは日本にあるTransferWise社の口座が私から日本円を受け取ります。その後、私が振り込んだのと同額を、タイにあるTransferWise社口座がAさんの口座に直接振り込んでくれるというのがサービスの大まかな仕組み。

 

その結果、国境を越える送金が実際に発生することはなく、通常の国際送金で発生するような高額な手数料も発生しないというものなんです。この仕組みを考えた彼ら、賢すぎると思いませんか??

 

この便利な送金サービス、日本でのサービス展開が待たれる状況がずっと続いていたのですが、2016年より日本円での取引もようやくスタートしました。ただし、残念ながらタイから日本への送金は2021年現在も不可・・。日本⇔タイ間においては、日本からタイへの送金にのみTransferWiseを利用することが可能です。

 

 

利用の流れ

TransferWiseの送金手続きは非常に簡単。加えて、Webサイト・カスタマーサービスともに日本語に対応しているので、わからないことが発生したときも安心です。

  1. メールアドレスとパスワードを登録
  2. 送金金額を入力、送金する通貨を選択
  3. 個人からの送金か法人からの送金かを申告 ※法人名義で登録する場合は必要書類が増えます(詳細)。
  4. 送金人(自分)のプロフィールを入力
  5. 受取人(相手)の銀行口座情報とメールアドレスを入力
  6. 本人確認認証処理
  7. 送金の目的を申告
  8. 利用規約を確認
  9. 銀行振込もしくはデビットカードでTransferWise Japanの銀行口座に送金。以上で送金人が行う手続きは完了です!

詳細:TransferWiseの使い方:ステップバイステップガイド

上記が送金手続きのおおまかな流れなのですが、何といってもオンラインですべて完了するのが素晴らしい!私が最初に登録した際は送金に必要な認証コードを日本で受け取る必要があったり、手間がもう少しかかった覚えがあるのですが、2020年4月からは本人確認の手続きをすべてオンラインで完結できるようになったそうです。

 

なお、日本に住んでいる場合は「6.本人確認認証処理」でマイナンバーの提出が必須となりますが、海外に住んでいる場合はマイナンバーの提出をスキップすることができます。マイナンバーがない海外居住者も問題なく利用することができますのでご安心を。

 

 

実際の使用感は・・

海外送金というと気になるのはやっぱり手数料ですよね。TransferWiseではスプレッド(仲値と提示値の差額)を乗せていない為替レート(仲値)を適用して送金を実施するほか、原則、被仕向銀行手数料や中継銀行手数料といったものが一切かからないのが特徴。そのため、非常に安価な手数料で海外送金が可能となっています。実際の為替レートや送金手数料、受取金額はTransferwiseサイトのトップページで他社サービスと比較、シュミレートすることが可能なので、興味のある方はぜひ試してみてくださいね。

 

私は以前は「SBIレミット」を使ってタイに送金していたのですが、Transferwiseを知ってからは送金手段はTransferwise一択となりました。SBIレミットも即日着金しますし便利といえば便利なんですが、お金を受け取るにはMoneygram社と提携している指定銀行の窓口まで足を運ばなくてはならないほか、受取の際にはタイの労働許可証の提示が必須なんですよね~。Transferwiseはタイの銀行口座に直接入金されるので、なんといっても便利でした。

 

また、送金にかかる時間についてもTransferWiseは年々短縮されています。使い始めた頃は丸一日程度かかっていた記憶があるのですが、近年は送金のわずか一時間後にタイの口座に着金していたことも。送金元の国、もしくは受取国によっては着金までにもっと時間がかかるケースもあるようですが、日本→タイの送金については非常にスムーズな印象です。

 

 

「TransferWiseデビットカード」が日本で提供開始

2020年9月より「TransferWiseデビットカード」という新サービスが日本でも提供開始となったので情報を追記。2021年1月付のプレスリリースによれば、TransferWiseデビットカードには日本の標準的な銀行口座やデビットカードにはない次のような先進的な機能が備えられています。

  1. 50種類以上の通貨を保有できるだけではなく、瞬時に両替もでき、Mastercardを利用できるオンラインショップや実店舗など200か国でお使いいただけます。
  2. 自動両替技術により、カードの使用時に、最も有利な為替レートの通貨を自動で選択して両替します。
  3. 口座開設後数分で、8つの現地の口座情報(英ポンド、ユーロ、米ドル、オーストラリア・ドル、ニュージーランド・ドル、ハンガリー・フォリント、ルーマニア・レイ、シンガポール・ドル)を取得できます。現地住所の申告や現地支店への訪問の必要がなく、TransferWiseを使用して世界24か国以上で、現地で生活する方たち同様に支払いや受け取りができるようになります。
  4. アプリを使って簡単にお金の追加や両替ができるほか、即時に利用通知を受け取ったり、いつでもカードを凍結・解除したりすることもできます。カードの申込み後、すぐにカード情報を取得でき、オンラインで使用できるようになります。

引用元:TransferWise、世界中で決済できる手数料負担がわずかな「TransferWiseデビットカード」を日本で提供開始(PR TIMES)

 

転勤や留学等で今後海外に住む予定の人、海外のオンラインショップでよく買い物をする人等にはとても便利なサービスといえるのではないでしょうか。また、現状はコロナ禍で海外旅行が難しいですが、旅行を再び楽しめるようになったときにも使えるカードとなりそうです。

 

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