Sponsored Link



【タイ・教育】バンコクの小学校事情&学校選びについての話

Sponsored Link



子どもと一緒に海外に住むとなると、悩むのが子どもの教育。タイ・バンコクで子どもが幼稚園~小学校を過ごした我が家も過去を振り返ると教育について常に悩み、試行錯誤を繰り返してきたように思います。

そんなわけでこれから数回に分けて、教育にまつわる自分たちの体験などを記録に残していこうと思っています。初回の今回はタイ・バンコクの小学校事情、学校選びについて私が知っている事柄を書いてみます。

 

Contents

バンコクにおける小学校事情

当記事は姉妹ブログ(閉鎖済)に公開した記事を加筆修正したものです。

学校の選択肢がとにかく多いバンコクですが、日本人のお子さんがバンコクで小学校に通おうとする場合、選択肢として考えられる学校は大きく分けて次の3つになるかと思います(カリキュラムなど細かく見ていくとキリがありませんが・・)。それぞれの学校の特徴を簡単にまとめてみました。

 

泰日協会学校 バンコク日本人学校

言わずと知れた「日本人学校」。タイの場合、バンコクとシラチャにそれぞれ小学校・中学校があります。生徒数は小中合計でバンコク校約2,600人、シラチャ校には約500人ものお子さんが通学されているそうです(2021年1月現在)。

 

日本人学校の一番の特徴は、タイ国学校法に基づくタイの私立学校でありながら、日本の文部科学省が定める「学習指導要領」に準じた教育課程を編成することがタイ教育省に認められている点。つまり、タイに居ながら日本に居るのと変わらない教育を受けることができるということ。日本に帰国する予定があり、その後は日本で教育を受けることを前提としている場合は、日本人学校が最も安心な選択肢といえるでしょう。

 

日本人学校の気になる学費は2020年度・2021年度の小学校入学金が16万バーツ、1年間の授業料が14万6千バーツ。この記事を最初に公開した2016年当時はそれぞれ15万バーツ、11万4千バーツだったのでだいぶ値上がりしています。タイの学校全般にいえることですが、学費の値上がりは親にとって非常に頭の痛い問題です。

 

 

インターナショナルスクール

インターナショナルスクール=外国人子弟のための教育を行う学校ですが、タイでは事情が異なり、ローカルの子どもたちもたくさん通っています。特にバンコクの場合、どの学校にもタイ人のお子さんが一定数通っており、生徒の大多数がタイ人という学校も少なくありません(インター校へ子どもを通わせることに一種のステイタスを感じる層が一定数いること、国際的な教育を子どもに受けさせたいと考える教育熱心な保護者が多いというのが主な理由だと思われます)。

 

タイのインター校のカリキュラムは英国式・米国式・国際カリキュラムの3つに大きく分かれますが、カリキュラム以外の部分、設備や校内の雰囲気なども学校によって違ってきます。そのあたりも学校選びの際にしっかり検討したいところなのですが、入学を検討する段階では見えてこないことも実際は多く・・。入学してみてどうしても合わないな~という場合は転校も致し方なしというのが実情だと思います。

 

ただ、そうはいっても転校を何度も繰り返すわけにはいきませんし、学校を探す際はある程度の当たりをつけておきたいもの。そんなときに役に立つのがバンコクでインター生向けに家庭教師をされている安藤さんのサイト「バンコクの家庭教師」です。各学校を訪問した際の記録や編入に関するアドバイスのほか、「比較的学費の安いインター校」を集めた記事まであって本当に親切なサイトだと思います。私も子どもの転校先を探す際に大いに参考にさせてもらいました。バンコクでインター校を探している方はまずは安藤さんのサイトを見てください(笑)。

 

 

タイの私立小学校

タイに長く住もうという場合は、タイの私立小学校という選択肢も有りだと私は思います。バンコクだと外国人の受け入れに寛容な学校も少なくなく、実際に外国人生徒が一定数通っている学校もあります。特にEP(イングリッシュプログラム)、IEP(インターナショナルイングリッシュプログラム)を導入している学校であれば英語での授業が一定数行われているので、タイ語ネイティブでないお子さんでも就学は可能ですし、上手くいけば英語・タイ語の2カ国語の習得も可能かもしれません。

 

ただ、タイの私立学校に進学する場合、入学時の事務手続きや入学後の学校とのやり取りがタイ語メインとなる点に保護者の覚悟が必要になってくるかと思います。EP校の場合も母体はあくまでタイの学校なので、慣れるまでは保護者がちょっと大変かもしれませんね。

 

 

学校を探すうえで役に立ちそうな書籍&Webサイト

日本人のお子さんがバンコクで小学校に通う場合に選択肢として考えられる学校をここまでタイプ別に紹介してきましたが、日本人学校以外の選択肢を検討する場合、学校情報を自力で集める必要が出てきます。

 

以下、バンコクで学校情報を集める際に役立ちそうな書籍とWebサイトを書き出してみました。インター校情報については前述の安藤さんのサイトに勝るものはないと思いますが(笑)参考までに私が利用してきたものを載せておきますね。

Bangkok Madam

バンコク在住者にお馴染み、女性向けフリーペーパー「バンコクマダム」のWebサイトでは一部インター幼稚園&インター校の情報が公開されています。カリキュラムや大体の学費など、各校の大まかな情報を日本語でつかみたいという場合には便利だと思います。

 

GENII

インター生向けの学習塾「GENII」のWebサイトも参考になります。特に高校生向けの情報が豊富で、インター以降の進路の可能性や大学進学の際に必要となる試験について知りたい場合はぜひ一読を。

 

バレッドプレス

プログラミングやSTEM/STEAM教育にまつわる情報サイト「バレッドプレス」にもバンコクの学校情報が掲載されています。有名インター校のほか、EP校に関する記事も。EP校についての日本語情報は少ないので貴重です。

 

International Schools Guide

英字育児情報サイトのBKK Kidsが年1回発行している情報誌「International Schools Guide」はインター校情報が充実していておすすめ。各校のざっくりとした費用感や生徒の国籍の割合等が掲載されているので、学校探しの取っ掛かりには最適な冊子といえます。

また、BKK KidsのFacebookページにもインター校のオープンデイやサマースクールの情報がよくアップされています。バンコクで子育て中の方はフォローしておいて損はないかと。

 

International Schools Database

世界主要都市のインター校情報を簡単に検索できるサイトです。子どもの年齢と都市名、言語を選ぶだけで、条件に合う学校の情報を一覧&地図上で確認できます。ストレスなく検索できるサイトでおすすめ。

 

 

まとめ

以上、タイ・バンコクの小学校事情や学校選びについて自分の経験をもとにつらつらと書いてみました。学校選びは本当に骨の折れる仕事なので、、、この記事が少しでもどなたかのお役に立てれば嬉しいなと思います。

 

ちなみに以前、タイ人のママ友たちに子どもの学校をどうやって選んだのか聞いたのですが、親族や仲の良い友達からのクチコミで決めたという人がほとんどでした。さすがクチコミ社会!と感心した覚えがあります。

 

また、学校選びに関してもう一つタイならではだな~と思うのが「転校」を選ぶことがタイでは珍しくないこと。合わないと思ったら学校を変えることが普通にありますし、辞めて他校に転校していった生徒が再び戻ってきたことも身近でありました(笑)。このあたりは日本人の感覚からするとかなり柔軟で自由だなあと思います。

 

ブログランキングに参加しています。
応援よろしくお願いいたします。

にほんブログ村 海外生活ブログ バンコク情報へ
にほんブログ村