ベトナム・フエでの観光2日目はグエン朝歴代皇帝の墓「ミンマン帝陵」と「カイディン帝陵」を見学しました。前日のグエン朝王宮・ティエンムー寺の観光では日本語ガイドさんをお願いしたのですが、この日はホテルに車のみ手配してもらい、自分たちで観光しました。
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2代目皇帝の墓「ミンマン帝陵」
フエの市街地から15キロほど離れた山にあるミンマン帝陵。政治力に長けていたとされるグエン朝2代目皇帝のミンマン帝ですが、フランス文化を廃し、キリスト教の弾圧を行う一方、中国を宗主国とする意識が非常に強かった皇帝だといわれています。そのため、自ら設計したといわれている帝廟も中国色が前面に出ていました。
私たちが訪れた日は雨が結構降っていて、広大な敷地を誇るミンマン帝陵の見学はなかなか大変だったのですが、頑張って最奥部まで行ってみました。この階段の奥が墳墓とされているのですが、一般向けには開門されていません。
このあと訪れたカイディン帝陵に比べると、ミンマン帝陵は地味めなこともあってか、観光客は多くありませんでした。私は渋いミンマン帝陵、結構好みでしたけどね。悪天候だと観光しづらい部分はありましたが、雨に濡れた歴史的建造物もなかなか良いものでした。
<ミンマン帝陵>
入場料金:大人 100.000VND / 子ども(7 – 12歳) 20,000VND
開場時間:6:30-17:30
12代皇帝の墓「カイディン帝陵」
次に訪れたのは12代皇帝カイディン帝の帝陵。駐車場には大型観光バスが多数停車しており、人気のほどがうかがえます。
こちらの何が観光客に人気なのかというと、バロック様式を取り入れた優美な建築が好まれているんだと思います。渋めの「ミンマン帝陵」を見た後にここに来るとその違いは非常に明確。好きじゃない言葉ですが「インスタ映え」するのがカイディン帝陵なのかなと。
内部の美しさも圧巻です。
こちらの帝陵は本人の命を受け、崩御前から起工し、11年もの歳月を掛けて建設されたそうですが、相当な費用が掛かったことと思います。膨れ上がる建築費用を賄うために増税までして、国民からは大反感を買ったといういわくつきの帝陵ですが、それだけに一見の価値がある建築物だと思います。
こちらが問題の(?)カイディン帝。フランス文化に魅了され、相当な洒落者だったそうです。お化粧やファッションが大好きだったそうですが、これ見ると納得ですよね~。
<カイディン帝陵>
入場料金:大人 100.000VND / 子ども(7 – 12歳) 20,000VND
開場時間:7:00-17:00
フエ観光にはセットチケットが便利
今回のフエ滞在中、計4か所の観光名所を回ったのですが、フエには歴史的な建造物が他にもまだまだあります。私たちは子連れということで、2日に日程を分けての観光となりましたが、半日もしくは一日でもっと効率良く各所を回れるツアーもあります。
また、王宮と「ミンマン帝廟、カイディン帝廟、トゥドック帝廟」のうち、計3か所もしくは計4か所のチケットがセット販売されているそうですので、ツアー代金にチケット代金が含まれていない場合はこちらを購入するのがお得だと思います。セットチケットは、時期によっては「王宮」でのみ販売されている場合があるそうなのでご注意ください。
3ヶ所セット(王宮・ミンマン帝陵・カイディン帝陵)
大人 280.000VND / 子ども 55.000VND
4ヶ所セット(王宮・ミンマン帝陵・カイディン帝陵・トゥドック帝陵)
大人 360.000VND / 子ども 70.000VND
※チケットの有効期限は購入日から2日間
そうそう、チケット購入といえばもう一点注意点があります。
セットチケットを購入していない場合、各所のチケットカウンターでそれぞれのチケットを購入する必要があるのですが、お釣りが発生する場合、返却されたお釣りを必ず係員の目の前で確認してください。
私も今回某所でやられたのですが、係員がお釣りを意図的に間違えたり、お釣りの中に小額紙幣を紛れ込ませるケースがあるようです。私の場合、その場で確認して文句を言って正しい金額を返してもらいましたが、ベトナムのお札は数字が多いのでそのまま気づかないということもあるかと・・。TripAdvisorの英語レビューにも同様の報告が掲載されていますので、フエの世界遺産を見学される際は十分にご注意ください。
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