オンヌットの絶品ローカル食堂「ナムティアン」

記事公開：2018年06月05日　記事更新：2020年06月12日

※デリバリーについての情報を更新しました。

新しい飲食店を探す際、Google Mapを活用することが最近多いのですが、今回ご紹介するローカル食堂「ナムティアン(น่ำเทียน by khanta)」もGoogleのおかげで見つけることができた店のひとつです。予想していた以上に良い店でしたので、ご紹介したいと思います。

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老舗の味を受け継ぐローカル食堂

オンヌット・ソイ15と17のあいだにあるナムティアン。オンヌット通り沿いにローカルな飲食店がずらりと並ぶなかで営業しており、店の外観はどこにでもある普通のローカル食堂という感じです。

しかしながら、実はこちらの店、ペッチャブリー県で80年以上にわたって愛された高級広東料理店(現在は閉店済)のオーナー一族が経営する食堂なんです。店頭にはタイの良店の証「緑のどんぶり」の看板が掲げられているほか、ペッチャブリー時代から王室に料理の献上も行っていたという本物の凄腕食堂！お店の外観からはうかがい知ることのできない華麗なバックストーリーのあるお店なんです。

オンヌットにこういった食堂スタイルの店を開いたのは、現在厨房を担当する三代目のオーナーさんに代替わりしてからの模様。かつての広東料理店のレシピを生かした一品料理を非常にリーズナブルな価格で提供しています。現在の食堂で提供されている料理は1品50～80バーツ程度の料理がほとんどで、料理のクオリティを考えるとホントに安すぎると思います・・。

この日接客を担当してくださったのは、下写真のお父さん(二代目さんだと思います)。「豚」「海老」など、日本語の食材名をたくさんご存知で、日本語の単語を織り交ぜながらメニューを紹介してくださいました。優しくて素敵な方でしたよ～。

注文した料理すべてに大満足

この日は計5品注文しました。順番にご紹介していきますね。

ワンタンと焼き豚入りのバミーはほんのり甘めなスープが絶妙。ワンタンも小ぶりながら美味しかったし、優しい甘さの焼き豚も◎。とてもバランスの良いバミーでした。

焼き豚入りの炒飯は程よくパラッパラの仕上がり。奇をてらわない王道の中華炒飯という感じです。

ここに来たら絶対食べたいと思っていたラートナーも美味しかった～。餡の味付けも麺の香ばしさも自分好みでした。

お店の方おすすめの豚肉の揚げ焼き。かなりしょっぱい味付けですがビールに絶対合う！と思います(この日はビールを飲みませんでしたが)。

以上の4品を注文し、料理が出てくるのを待っていたあいだのことなんですが、フリーペーパー「DACO」の記事の切り抜きが壁に飾られているのを発見。食先案内人・ペーさんのコラムで以前に紹介されたようです。記事でおすすめされていたゴイシーミー(広東風かた焼きそば)があまりにも美味しそうだったので、少々頼みすぎかな？と思いつつもゴイシーミーも追加注文しちゃいました。

結果、やっぱり食べ過ぎちゃいましたが、ゴイシーミーは注文しておいて良かったです。シンプルイズベスト。麺の上の餡掛けは前述のラートナーの餡と同じですが、この餡が細麺とも合うんですよね～。具材の筍と鶏肉との相性も良く、今回食べたなかではこのゴイシーミーが一番気に入りました。また食べたい。

以上5品と水、ソフトドリンクでお会計は300バーツぽっきり。いやあ大満足です。お父さんも三代目オーナーさんもとても感じの良い方たちでしたし、すっかりお店のファンになってしまいました。次回はペーさんがオススメされていたデザート・ミルクプリンも是非食べてみたいです。また近々行かなきゃ。