アソークのビストロ「バッカスアンドカンパニー（Bacchus & Co.）」

先日食事に行った、スクンビット・ソイ16にあるビストロ「Bacchus & Co.（バッカスアンドカンパニー）」がとても居心地の良いレストランだったのでご紹介します。肩肘張らずにワインを楽しみたいという方に、ぜひおすすめしたい一軒です。

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普段使いにぴったりなビストロ

Bacchus & Co.はBTSアソーク駅から徒歩10分ほどの場所で営業するレストラン。駅から向かう場合、料亭「天翠」を通り過ぎて150メートルほど進んだ右手に店があります。

私、実は半年ほど前からこの店に目をつけていたのですが、訪れる機会になかなか恵まれなかったんですよね。良い評判を聞いていたので期待はしていたのですが、入店するなり、店の方たちに笑顔で温かく迎えて頂き「ここは噂通りの良店に違いない」と確信したのでした。

ビストロということで大人っぽい店を勝手に想像していたのですが、店内は予想に反して明るく家庭的な雰囲気。乳幼児を連れた家族連れが複数組いたほか、1人で食事に来ている欧米人も目立ち、堅苦しい雰囲気は一切ありませんでした。なかにはサクッと飲んですぐに帰っていく人もいましたし、近所に住んでいる欧米人が普段使いしている店という印象を受けました。

グラスワインをリーズナブルに楽しめる

Bacchus（ローマ神話のワインの神様）という店名がつけられているくらいなので、ここではやはりワインを楽しみたいもの。どんなワインが飲めるかな？と楽しみにしていたのですが、なんと、この店には固定のワインリストが存在しませんでした。これはワインの品揃えを常に変動させているためで、あえてリストを作成しない方針なのだそうです。食材や好みに合わせて、そのとき店にある在庫から好きなものをピックアップしてくださいということのようです。

さらにもうひとつユニークだったのが、店の奥に設置された写真のワインサーバー・マシン。トンロー「ワインコネクション」に置いてある試飲マシーンと全く同じ機械が設置されていて、中には計16種類のワインボトルが収容されていました。

ワインコネクションと違い、ここでは試飲や少量からの購入はできませんが、スタッフに好みを伝えれば丁寧に相談にのってもらえます。リーズナブルにグラスワインを楽しみたい、あれこれ違う銘柄を試したい、という人には嬉しいマシーンですよね、これ。ちなみにこの日のマシーンに入っていたワインは、一番安いもので1杯240バーツ程度だったと記憶しています。

豊富なフードメニュー

バラエティ豊かなラインナップが揃うのはワインだけではありません。フードについてもビストロの定番メニューと呼べるものから、おひとり様向けのサンドイッチまで、豊富なメニューが用意されています。メニューには料理写真が無いので少しわかり辛い部分はありますが、フードについてもスタッフがいろいろと相談にのってくれます。人数や料理のポーションをしっかり考慮したうえでおすすめを提案してくれたので、非常に助かりましたよ～。

Bacchus & Co.はワインだけでなく料理もリーズナブルだと聞いていましたが、噂は本当で、食べた料理はいずれも価格と味のバランスが良いように感じました。ビストロ料理なので上品で繊細な味というのとは少し違いますが、シンプルながらお酒に合う味付けのものばかりで、私はどれも美味しく頂きました。以下は注文した料理の一部です。

ボリュームたっぷりなミックスプラッター（680バーツ）

サーモンステーキ（420バーツ）

ボロネーゼパスタ（190バーツ）

まとめ

以上、スクンビット・ソイ16にあるビストロ、Bacchus & Co.をご紹介しました。オーナーさん、タイ人ホールスタッフがフレンドリーなのもすごく良かったですし、これから頻繁に通うことになるのだろうなと思わされた一軒でした。

近隣には大人気店の「El Mercado」がありますが、混雑したところは避けてゆっくりワインと会話を楽しみたい、というときにはこちらの方が良いかもしれないなあなんて思いましたよ（この日は2軒目にEl Mercadoに移動したのですが、遅い時間でも大盛況でした。あそこはあそこで活気があって良いんですけどね）。ワイン好きな方は是非Bacchus & Co.にも足を運んでみてくださいね。