記事公開:2017年11月30日 記事更新:2020年08月15日
※2020年度の開催情報を追記しました。
カンチャナブリで乾季に開催されるイベント「クウェー川鉄橋週間」。クウェー川鉄橋のライトアップと、鉄橋周辺で開催される光と音のショーが目玉のお祭りで、毎年多くの観光客がこのイベントを目当てにカンチャナブリを訪れます。私も先日遊びに行ってきましたので、会場の様子などをご紹介したいと思います。
Contents
カンチャナブリを代表する観光スポットが舞台
クウェー川鉄橋は第二次世界大戦中、日本軍がタイとビルマ(現:ミャンマー)をつなぐために建設した泰緬鉄道の一部とされており、カンチャナブリを訪れる観光客の多くが足を運ぶ有名観光スポットです。クウェー川鉄橋週間はその名の通り、この鉄橋を記念したフェスティバルとなっており、開催期間中の鉄橋周辺はいつも以上に多くの観光客で賑わいます。
ちなみに泰緬鉄道の建設にあたっては、連合国の捕虜や現地の人たちが多数動員され、多くの死者を出したことで世界的に知られています。泰緬鉄道は英語で”Death Railway”と呼ばれていることからもその悲惨さが想像できますね。。。当時の状況を今に伝える関連施設「泰緬鉄道博物館」と「連合国軍共同墓地」については別記事で紹介しています。
2017年はミュージカルを上演
2017年度のクウェー川鉄橋週間の目玉は、クウェー川鉄橋下に設置された屋外ステージで上演されるミュージカル“Death Railway Hero the Musical”。ストーリーは、泰緬鉄道の工事中に多くの連合国軍捕虜の命を救ったとされる実在のタイ人・Boonpong Sirivejjabhandu氏を主人公にしたものとなっていて、当然ながら日本人もストーリーの展開に大きく関わっています。
ミュージカルは時折ユーモアを交えつつも、観劇後には戦争の悲惨さや平和の尊さをしっかりと考えさせる内容となっており、予想していた以上に見応えがあるものでした。
客席には外国人観光客よりもタイ人、特に地元の方らしき方々が目立ったのですが、帰宅後に何故だかわかりました。このストーリーは2013年にThai PBSで放送されたTVドラマの題材にもなっているらしく、タイ人のあいだでは非常に認知度の高い話だったようなんです。どうりで!ですね。
クウェー川鉄橋週間の開催時期は毎年異なりますが、2017年度は2017年12月6日(水)まで開催が予定されています(ミュージカル“Death Railway Hero the Musical”は12月3日まで上演予定)。この期間中にカンチャナブリに行かれる方は会場に立ち寄ってみてはいかがでしょうか?詳細は以下タイ国政府観光庁サイトをご覧ください。
2020/08/15追記 2020年度の開催スケジュール
タイ在住の有名ブロガー、Richard Barrowさんのツイートによれば、2020年度のクウェー川鉄橋週間は2020年11月27日(金)~12月6日(日)の10日間にわたって開催されるそうです。
The light and sound show during the River Kwai Bridge Week in Kanchanaburi has been confirmed to take place this year from 27 November-6 December 2020. The event is in remembrance of the historical events of World War II that occurred in Kanchanaburi province #Thailand pic.twitter.com/XnIdZY36qa
— Richard Barrow in Thailand 🇹🇭🇬🇧 (@RichardBarrow) August 14, 2020
イベント情報
クウェー川鉄橋週間
https://www.thailandtravel.or.jp/river-kwai-bridge-week/
住所: Kwaiyai Rd, Ban Tai, Kanchanaburi, Kanchanaburi(クウェー川鉄橋)
開催期間:年度によって異なる
問い合わせ先:TAT Kanchanaburi Office Tel. +66 (0) 3451 1200, +66 (0) 3451 2500
Email: tatkan@tat.or.th, tourismkan@gmail.com
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