1999年に世界文化遺産に登録されたホイアン旧市街。16世紀末以降、日本人含めさまざまな国の人たちが訪れ貿易港として繁栄した場所だけに、各国の建築様式・文化が混在する建物が今も残っています。
ホイアンというと近年は「ランタン祭り」のイメージが強いですが、エキゾチックな雰囲気を楽しみながらの街歩きも楽しい場所です。
Contents
旧市街に入るには入場チケットが必要
ホイアンの旧市街には寺院やオールドハウスなどの観光名所が22か所もあり、旧市街に入るにはこれらの観光名所5か所分の入場券がセットになったチケットを購入する必要があります(外国人の場合は1セット120,000ドン/約590円)。有効期限は一応24時間内と定められており、名所に立ち寄らずに通行するだけであっても入場券の購入が必要とされています。
なお、この入場料金は歴史的建造物の修復・保存費用に使用されているそうです。ホイアンは毎年のように洪水に見舞われているそうで、木造建築が多いこともあり、そのメンテナンスには多大な費用がかかるのだそうです。
旧市街のこんなところを見てきました
今回は子ども連れだったため駆け足での見学となりましたが、以下の場所をまわりました。
- 馮興家 (フーンフンの家)
日本橋の手前にあるお金持ち商人の家で、日本的な建築様式が取り入れられているのが特徴です。2階からは日本橋を入れた街並みの写真が撮影できるとあって、かなりの混雑。私が訪れた際は2階に上がるのも結構大変でした。現在も8代目のご子孫がお住まいです。
- 広東会館
日本橋からほど近い場所にある広東会館。広東省から来た中国人によって建設された建物だそうです。
「会館」とある通り、集会所的な役割を果たしてきた建物ですが、祭壇には三国志の関羽や航海の神様が祀られており、寺院的な場所でもあったのかなと思います。鮮やかな色で彩られていてとても美しい場所です。
- タンキーの家 (進記家)
ベトナム文化省から国の文化遺産としても認定されている伝統家屋「タンキーの家」。ベトナム、日本、中国の三か国の建築様式が混在した建物は風情たっぷりです。
200年以上前に建てられたそうですが、こちらも現在もご子孫がお住まいになられています。私が訪れた際は団体の観光客がたくさん訪れていて激混みだったのが残念でしたね。もっとじっくり見たかったな~。
- カムフォー寺
人気が無く、かなり閑散としていたカムフォー寺。鮮やかな黄色い壁が印象的な場所です。
風情があって私は好きでしたが、他と比べると見どころは少ないので、チケット1枚を他に優先したいな~という方はここはパスしてよいかも。
- ホイアン民俗博物館
ここは伝統家屋を利用したミュージアムで、ホイアンの昔の暮らしぶりや文化が紹介されています。
館内が薄暗く展示が見づらいのが残念だったけど、中庭がとても素敵で見応えありましたよ~。
ちなみにこちらの館内にはちょっとしたお土産コーナーがあるのですが、旧市街の一般のお土産屋さんで販売されているのと全く同じ商品が並んでいます。お土産コーナーのスタッフ曰く、ホイアンでポーチやバッグといった雑貨を購入するならここで買うのが一番安いとのこと(政府が運営しているそうです)。実際、ここを訪れる10分ほど前に母が他で購入したバッグがこちらでかなり安く売られていましたので、ホイアンでお土産探しをされる方は試しにこちらを一度のぞいてみるとよいかもしれません。ちなみにこの後フエに移動したら、ここで見たものがさらに安く売られていたという(笑)。
世界遺産のなかにある「ホイアン市場」もおすすめ
今回の滞在中は前述の5か所をまわったのですが、旧市街には他にも見どころがたくさんあります。今回はじっくり見ることができませんでしたが、チャンフー通り沿いに広がる市場「ホイアン市場」もローカル色が強くて面白いですよ~。
ブログランキングに参加しています。
応援よろしくお願いいたします。