世界遺産・アンコールワットを訪れるなら、ぜひ体験したいのが朝日と遺跡の感動的なコラボレーション。隣国タイに居るあいだに一度は体験しておきたいな~とずっと思い続けてきたのですが、先日のカンボジア旅行でようやくその願いが叶いました。
今回、せっかくなら初日の出を拝みたい!と思い、2019年元旦の朝にアンコールワットを訪れてみました。アンコールワットでの初日の出鑑賞体験を、入場チケットの購入方法などと合わせてご紹介したいと思います。
Contents
入場チケットの購入方法
観光客に大人気のアンコールワットでの朝日鑑賞。なかでも、元旦の朝は初日の出目当ての人たちで特に混雑することで知られています。そんなわけで、旅行会社の鑑賞ツアーに参加したほうがいろいろとスムーズなのでは?とギリギリまで迷ったのですが、私たちは子連れだったこともあり、自由が効く個人での日の出鑑賞&遺跡見学をすることにしました。
アンコール遺跡群の入場券(Angkor Pass)はシェムリアップ市内にあるチケットセンターで購入できます。朝5時から営業しているため、当日朝にチケットを購入することも可能ですが、毎年元旦はチケットカウンターが非常に混雑するそう。初日の出を観に行く場合は前日にチケットを購入しておくことをおすすめします。
入場券は、1日券(37USドル)、3日券(62USドル)、7日券(72USドル)の3種類。11歳以下は無料です。
チケットカウンターは、券種ごとに分かれているので並ぶ場所をお間違えなく。
入場券は顔写真入りで、写真はその場で無料で撮影してもらえます。この入場券で、シェムリアップ近郊にあるほとんどの遺跡への入場が可能です。
<チケットセンター>
営業時間:5:00~17:30
TEL:(+855)63-965-414
クレジットカード:VISA、Masterなど利用可
遺跡へのアクセス方法
私たちは個人だったので、宿泊していたホテルにドライバーさんを紹介してもらい、1日〇ドルという契約でトゥクトゥクをチャーターしました(ちなみにシェムリアップ滞在中はずっと同じドライバーさんにお世話になりました)。
元旦当日は朝5時にホテルロビーでドライバーさんと待ち合わせ、アンコールワットへ。遺跡へ向かう道はツアーバスやミニバンで混雑していましたが、トゥクトゥクだと小回りが利くので便利なんですよね。車列の合間を縫うように走り、比較的スムーズに遺跡に到着することができました。
時間と共に変わりゆく景色に感動
アンコールワットに到着すると辺りはまだ真っ暗。 トゥクトゥクのドライバーさんと駐車場で別れた後は、 鑑賞ポイントを目指し、人波に従って暗い中をひたすら歩きます。
日の出予定時刻よりかなり前に到着したのですが、遺跡内には日の出を待つ人だかりが既にあちこちに出来ていました(アンコールワット内には鑑賞ポイントが大きく分けて4か所あるらしい)。皆早いですね~。鑑賞ポイントを決めたらあとは日の出を待つのみ。
日の出はもちろん美しかったのですが、変わりゆく空のグラデーションと暗闇から徐々に浮かび上がってくる遺跡の輪郭がとにかく素晴らしくて!新年早々に良いものを見せてもらったなと。4時起きは辛かったですが、早起きして観に行った甲斐があったな~と思います。
ちなみに、日が昇ったあとに鑑賞ポイント周辺を撮影した写真がこちら。すごい人でしょ~?今回の旅行中、プノンペンやシェムリアップの街中では日本人観光客をそれほど多く見かけなかったのですが、ここでは日本語がたくさん聞こえてきました。初日の出鑑賞はやはり人気があるんですね。
日の出鑑賞後は遺跡見学へ
日の出を見終えた後は、そのままアンコールワット遺跡見学へ。ツアー客の多くが日の出鑑賞後は一旦ホテルへ帰るため、日の出後のアンコールワット遺跡は空いていて狙い目なんです。
遺跡をじっくり見学したい、人混みを気にせず写真撮影をしたいという方にとってはこの時間帯がベストなはず。早い時間はなんといっても涼しいですしね。
入場規制が設けられている第三回廊への入場も、早い時間なら待ち時間はそれほど長くありませんでした。第三回廊は7時半から入場できるので、オープン直後の時間帯を是非狙ってください。なお、第三回廊へは11歳以下、妊婦さんは入場不可なのでご注意を。
持参すると便利なもの
今回の初日の出鑑賞&アンコールワット見学を経験したうえで、現地に持参して良かったもの、また用意しておけば良かったなと感じたものがいくつかあったので、最後にご紹介します。
- 朝食・軽食
日の出鑑賞後にそのまま遺跡見学をする場合は朝食を持参しましょう。宿泊ホテルでお弁当を持たせてくれると思います。ただし、遺跡内のほとんどの場所では飲食が禁止されているので、食事をする場所には十分注意しましょう。神聖な場所であることをお忘れなく。
- ジャケットやストール
カンボジアといえども早朝は冷えます。ジャケットやストールなど羽織るものがあると便利。
- 懐中電灯
スマホのフラッシュライトがあれば不要ですが、心配な方は懐中電灯があると良いと思います。日の出鑑賞ポイントまでの道のりは思った以上に真っ暗でした。また、遺跡内のトイレも暗い場所が多いので日中も何かと重宝します。
- ガイドブック
西参道手前のブースで日本語対応の音声ガイド(7USドル、デポジットとしてパスポートもしくは50USドルを預ける必要あり)を借りることも可能ですが、そこまでは必要じゃないという方に。「地球の歩き方」など遺跡に関する詳しい情報が掲載されているガイドブックが1冊あると便利だと思います。
以上、アンコールワットでの初日の出鑑賞体験をご紹介しました。今後、アンコールワットで日の出鑑賞をされる方の参考に少しでもなれば幸いです。
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